FINAL ~永遠に~

美保伝説

Back Number

第5話 お宝「大和君」

 古閑家のお宝で孫の「大和君」が誕生し早6年。娘婿・和哉と次女・理沙の子供で私の孫です。生まれた時より、私と家内二人で手塩にかけて育てています。

 和哉夫婦には美保御殿の目の前に私が家を建てましたが、これが毎日我が家に入りびたりで、些細な事でケンカするし、仲良しの時もあります。私達夫婦も若い時は毎日の様にケンカしてましたけどね(笑)。ケンカする程仲が良いとは昔の人がよく言ったもので…

 大和君が生まれて以来、我が家は太陽が降り注いだかのように明るく、大和君を見ているだけでも家族皆が幸せです。特に美保は大和君を目の中に入れても痛くない程で、可愛がりようがハンパないのです。大和君へのおもちゃや洋服まで、どれだけお金を使ったことでしょうか?美保からの誘いで、毎年大和君の誕生日は家内、次女・理沙、孫・大和を東京に招待してくれ、必ずVIP室で祝ってくれます。時にはTDRにも連れて行き、ミッキーも祝ってくれ、独り占めしたこともあります。娘婿・和哉は仕事で一緒に行けず(本人は大変残念がっていました)、私はというと…家から出たがらず屋なので行くこともありません(笑)

 娘婿・和哉の実家は滋賀県の甲賀市「伊賀と甲賀」忍者の故郷です。滋賀の御両親、祖父母は病院関係の家系です。お父さんは甲賀病院で事務長をされている(もう定年退職されました)由緒ある家系です。和哉は、祖父母より優しくされたが故、常に穏やかな人柄です。

滋賀の御両親や祖父母は度々、熊本に孫・大和の顔を見に来られます。祖父(御年92歳)曰く「こんなに大きくなるまで育てて下さり、ありがとうございます」と私に言って頂けます。とても謙虚で実直な方です。

孫・大和は由緒ある望月家の四代目なのです。私達夫婦は大和君をお大師様からの授かり者として大切に育てさせて頂いています。

何故かって?…それは、私が四国お遍路でお大師様に祈願し授けて頂いた大事なお大師様の子供だからです。

大和君は今年の4月から小学1年生!強く、優しく、たくましく育ってほしいものです。

                                

次回予告
美保が尊敬するばあちゃん!

pagetop