FINAL ~永遠に~

美保伝説

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第4話 北斗 晶さん

 美保とテレビ番組で共演され、御一緒させて頂いております北斗晶さん。いつも美保を可愛がって下さり、私は光栄に思っております。娘を可愛がって下さる方は神様に見え、娘が嫌な思いをすると鬼に見えたり…と思うのは親心でしょうか?

 私は一般人で接することもできない存在の北斗さんへ手紙を書きました。

 何と書いたのかって?それはいつも美保を可愛がって頂いている感謝の気持ちと…その後は読者の皆様方のご想像にお任せするとして…

 私は夏になれば、海や川で一日中過ごしております。海釣り…自分で言うのも変ですがそこそこの腕前だと自覚しており、大物を釣った経験がものを言います。例えば…坊主(魚が釣れない事を言います)で釣りを諦め引き上げて帰ったことがないのです。クルーザーから降りる際は、クーラーBOXの中は満タン状態!!どうよ!!って感じですかね(笑)

 海釣りから帰った次の日は、車庫の中に作っております台所シンクで釣ってきた魚を捌きます。全部の魚を捌くのにかなりの時間もかかり、心が折れそうになることもしばしば…調理人も、右に出る方はたくさんいらっしゃる中、私は自分の包丁捌きに自信を持っており、私が捌いた刺身は家内も「美味しい」と絶賛し食べてくれます。捌いた刺身で握り寿司も握るんですよ(笑)

 海釣りだけではありません。6月末~10月まで鮎の解禁です。鮎取りは16歳頃始め、54歳になった今もなお、続けております。投網と瀬張りを両手に持ち、コケの生えた石の上をバランスを取りながら川へと潜り込み、素早い動きの鮎を追いながら捕えます。鮎取りです。竿を使う鮎釣りとは違いますかな…他、ハエ釣り、ヤマメ釣りもやりますよ!

 毎回、釣った魚を自宅に持ち帰る事を嫌がる家内の事も考えます…考えてみれば、奥様方は嫌ですよね(笑)生魚を持ち帰られて、臭いはするし、捌くのは面倒だし、台所が汚れますからね…
 前置きが長くなりましたが、美保を可愛がって下さる北斗さんへ獲った鮎を宅急便で送りました。良型の鮎40匹ほどです。なんと!北斗さんより私の元に直筆でお礼の手紙が届きました。北斗さんは自分のブログ(2014年10月8日)にも御主人・健介さんとツーショットで嬉しそうにアップして下さったのです。それを見た私は、とても嬉しくてたまりませんでした。

 それから幾日かし…報道で北斗さんの事を知り、すぐさま私は北斗さんへ励ましの手紙を書きました。実は私、2012年に皮膚ガンに侵され、多少なりとも北斗さんと気持ちが相通ずるとおもいましての事です。

 それから私が北斗さんにできる事は何だろう?と一晩中考えた末、阿蘇外輪山の「高森」なる山へヤマメ釣りに出掛けました。地元でも有名なヤマメの里があります。清流流るる渓谷の静かな場所…私は「無」となりヤマメ釣りをはじめ、一日中居たでしょうか!?全部で80匹のヤマメを釣り上げ、その中でも一尺ほどの大きなヤマメ30匹(自慢ですが(笑))を北斗さんへ宅急便で届けました。

 山の女と書き「山女(ヤマメ)」。これを食べると元気になる!!と、先人の知恵に習い、「一日でも早く元気になってほしい」の気持ちで、祈ることしかできない自分が歯痒くなります。

 数日後、ヤマメが届きました!と御主人・健介さんより温かいお礼の手紙を頂きました。

 まだ若い北斗さん…ご主人、お二人の息子さん達の為に一日も早い回復を願います。ファンの方々は、元気で明るい北斗さんのテレビ出演を心待ちにされている事でしょう。

 北斗さん、早く元気な姿と明るい笑顔を見せてくださいね。復活なさる事、心待ちにしております。


次回予告
美保が溺愛し過ぎる大和君の話です!

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