FINAL ~永遠に~

美保伝説

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第2話 美保のAnniversary

 昭和57年7月30日 誕生した美保は、遥か遠い惑星より流れ星となり私達二人の元にやってきた気がします。

 竹取物語みたいな話ですが…実は、この話紛れもない事実です。

 美保が産まれそうだと産婦人科より連絡をもらい、私と義母と産婦人科に向かっていると、今まで見た事も無い大きな流れ星が産婦人科の方向へ流れていきました。2つの目ではなく4つの目で目視したので間違いありませんし、忘れる事もできません。

 その直後、生まれたと感じた私の予感通り、この世に使命を持って誕生したのだと思います。産婦人科の一人の看護師さんが、美保に「はまぐりちゃん」なるあだ名を付けていました。勿論、この話は美保に話していますよ!
 人は皆、使命を持ってこの世に誕生すると私は思っています。どんなに辛い事があっても、決して自ら命を絶ってはいけないのです。神は人に対し「乗り越えられない悩みは与えない」と、誰かが言っていましたが… 生意気なようですが、そうなのかもしれませんね…
 私の気持ちは「乗り越えられない壁があったら壊す!?」もありかな(笑)

 美保の誕生日に私は必ずメールを入れます。「お父さん、お母さんの元に生まれてきてくれてありがとう」という気持ちです。美保からの返信は「お父さん、お母さん、私を産んでくれてありがとう。二人の娘で本当に良かった!!今日は親に感謝する日です。」と書いてあります。なんと親孝行な娘を授かったのだろうと、嬉しく、幸せでいっぱいになります。

 美保は中学二年生の時、親元から離れ自立しました。なかなか帰省することのできない娘を陰で支え、私自身、育てた子供の成長が嬉しく、目を真っ赤に腫れあがらせた時もありました。

 美保からは色々なプレゼントが届きます。しかし、どんなプレゼントよりも、美保が元気で明るい笑顔を絶やさない素敵な女性でいる事、美保の存在こそが私達二人にとり、最高のプレゼントなのです。

次回予告
美保の心の師、技術の師を紹介します!


























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